Picalicoとは

picalicoは、カシオ独自のカメラ可視光通信を使った屋内位置測位システムです。
色変化パターンで情報を表すLEDを送信機、カメラを受信機とし、ID情報と位置情報を収集します。

カメラ可視光通信の概要

• Picalicoは赤・緑・青の3色を一定間隔で変化させることで情報を伝達します
• 1箇所の色の変化で約106万通りの情報を伝えることができます
• カメラで撮った画像から信号を取り出して受信します

Picalicoの特長

カシオ独自のカメラ可視光通信を使った測位システム

高精度・広範囲の位置測位を実現することができます。

電波を使わない情報通信

色の変化で信号を伝えるので、電波が使えない以下のような場所での無線通信手段として有効です。

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セキュリティ上、屋外敷地外で傍受できる電波の利用が制限されている

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医療機器や通信機器など、電波を発するものを近隣に置けない機器がある

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電波のノイズが多い、強い

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電波が多用されており空きチャンネルの確保が困難

色の変化する｢点｣が信号

色が変化する｢点｣を信号とすることで、1台のカメラで最大100信号を同時に受信することができます。 また、信号の発信位置を検知することが可能です。

情報を伝える仕組み

一定の時間間隔で変化する色の順列パターンが信号です

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使用する色は｢赤｣｢緑｣｢青｣で、他の色との入れ替えや、使用する色の増減はできません

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順列パターンは1,062,881通りあり、この数が送信できる情報の数になります

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色の変化間隔は100msecで、１パターンの送信に2.4sec必要です

｢赤｣｢緑｣｢青｣の発色を制御できる、LED表示灯や単体LEDなどを送信機として使用します

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｢赤｣｢緑｣｢青｣発色を100msec単位で制御できることが必要です

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発色部の形状の制約はありませんが、発色部の大きさは信号の到達距離（＝カメラで撮れる距離）に影響があります

カメラとパソコンを受信機にします

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カメラはGig-Eカメラを使用し、20fps固定で撮影できる必要があります

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カメラの解像度(撮影画素数)と画角の制限はありませんが、受信可能距離に影響します

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パソコンで受信処理を行います

受信性能

信号自動検索

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受信アプリが､カメラ映像内から信号を自動検索して受信します

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事前の信号位置指定は不要で､カメラ映像に写る範囲であれば信号位置が変わっても受信します

受信可能信号数

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1カメラ映像から最多100信号まで同時受信することができます

受信最大距離

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受信するためには､信号が安定して1ピクセル以上の大きさで映像内にあることが必要です

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受信可能距離は､①カメラ解像度､②レンズ画角､③送信機の面積の3条件により決まります

利用環境

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太陽光直射を受けない屋内で､1500lx以下の環境で使用できます

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送信機の発色を損なう照明や信号灯などがあると受信できない場合があります

システム構成

※受信用パソコンで他のアプリをPicalicoと同時に実行することはできません。

主な仕様